もうそろそろとなってきました。

こんにちは、サンワファームです。
最近はとても暑いですね(;’∀’)
朝早い時間はそうでもなく、むしろ涼しいくらいなんですけど・・
少し時間が経ったり、日中からはかなりの暑さです。立ってるだけで汗がボタボタ流れ落ちます(;^_^A
まあそういうわけで、外仕事が中心の我々は日陰や風通りが良い場所を求めてうろうろしています。
皆様もしっかり水分を摂って、しっかりと体を休めて熱中症にならないように気を付けていきましょう!

前回の更新から時間が経ちましたが、前回の終わりでは袋かけの事を書くとしていますので、そこからいきましょう。
袋掛け自体は8月に入る前に作業が終了していますので、畑の中がどんな感じなのかを載せます。

白い袋がかかっているのがピオーネ、黄色い袋をかけているのがシャインマスカットです。
ようやくここまで終わりました(;´∀`)
袋かけまでがブドウを作る作業となります。あとは、ブドウを大きく、美味しくする仕事がちょこちょこと残っていますが。
袋をかける意味はいくつかありますが、
・樹が病気にならないための農薬を散布する時に房に農薬がかからないようにするため、
・ブドウの果汁を吸いに来る害虫の対策
・暑い夏場の直射日光からブドウを守るため
などなどあります。
しかし、鳥とか獣からブドウを守れるか、と言われるとそんなことはありません(-_-;)
あやつらはどこかからブドウの匂いを嗅ぎつけて畑に入り、袋をびりびり引き裂いてブドウを食べていきますからね(´・ω・)
対策はするんですけどね。
別の考え方をすると、鳥や獣が寄ってくるほど美味しいものがある、ということでもあります。たぶん。

では、ブドウを美味しくする仕事の一つを紹介したいと思います。
それは、枝出し、です。それしか言葉が思いつかないので、枝出しです。
まずはビフォー

トンネル内の上側に枝がたくさん上がっていますね。
それらを全て引っ張り出していきます。

場合によっては枝を切ることも必要なので、ハサミも持っています。

そしてアフター

写真に写しているのはほんの一部分だけですが、かなりすっきりとした印象を受けますね(*’ω’*)
なぜこの作業をしていたかですが、
植物には機能があります、皆さんもよく知っている光合成です。
水と光と二酸化炭素を使って、酸素と栄養を作り出します。でも植物も生き物なので、自分から栄養を使って行動する時もあります。
それが呼吸と蒸散と呼ばれる機能です。
いつだったか、植物も人間と同じで暑いと汗をかく、という表現をした時がありますが、その時にエネルギーを使います。
で、外が暑いともちろんトンネル内も暑くなり、ブドウにとってはサウナみたいなものです。
日中であれば光合成を行うのですが、同時に呼吸と蒸散で体内の熱を外に出そうとします。
つまり暑すぎたり、暑い所に枝が集中していると、光合成で作る栄養の量よりも呼吸と蒸散で使用する栄養が多くなります。
これではブドウの房に栄養が回らなくなってしまうのです(´・ω・)
それに、葉っぱが重なり合いすぎると光合成できない葉っぱも出てきますので、余計に栄養を消費してしまいます。
栄養をやたらに消費させないこと、それがブドウを美味しくする方法の一つというわけです(=゚ω゚)ノ

さて、この記事を書いているときにはすでに8月中旬に差し掛かろうとしています。
8月の終わりも見えてきています。
ということは、もうしばらくすればブドウの収穫出荷が始まってきます。
今年はどんなブドウになっているのかワクワクしてきますね。

次回の記事はブドウの収穫出荷に合わせて書いていきたいと思います。
それではまた!

〒722-1202 広島県世羅郡世羅町安田12508-1
TEL 0847-25-2038 FAX 0847-25-2588
三和鉄構建設㈱コーポレートサイトへ >
Copyright (c) Sanwa farm. All Rights Reserved.